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ボンカレーの開発秘話

大塚食品の始まり

1964(昭和39)年、関西でカレー粉や即席固形カレーを製造販売していた会社を、大塚グループが引き継いだのが大塚食品の始まりです。当時、カレーといえば洋食の代表で、ごちそうメニュー。カレー粉や缶詰での販売が主流でしたが、メーカー間の競争が激しく、「他社と同じものを作っても勝ち目はない」「何か違ったものを作りたい」と考えていました。

米国のパッケージ専門誌をキッカケに

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そんな時ふと目に留まったのが、米国のパッケージ専門誌『モダン・パッケージ』に掲載された「US Army Natick Lab」の記事でした。缶詰に代わる軍用の携帯食としてソーセージを真空パックにしたものが紹介されていて、「この技術をカレーと組み合わせたら、お湯で温めるだけで食べられるカレーができるかもしれない」と考えたのです。この新しい技術との出会いをきっかけに、「一人前入りで、お湯で温めるだけで食べられるカレー、誰でも失敗しないカレー」のコンセプトで開発がスタートしました。

1964

世界初の市販用レトルトカレー
「ボンカレー」誕生

新技術完成までの長い道のり

「一人前入りで、お湯で温めるだけで食べられるカレー、誰でも失敗しないカレー」を完成させるためには、「常温で長期保存が可能であること」「保存料を使わないこと」が絶対条件でした。

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今では当たり前のように言われている安全・安心へのこだわりですが、大塚食品ではこのときからずっと続いているのです。当時はパウチにする包材もなければ、レトルト釜もありませんでしたが、幸い大塚グループで持っていた点滴液の殺菌技術を応用して、レトルト釜を自分たちで作りました。しかしカレーを入れたパウチをレトルト釜に入れ、殺菌のための高温処理をすると、中身が膨らみ破裂してしまいます。

それを防ぐために圧力をかけるのですが、この温度と圧力の兼ね合いが難しかったのです。パウチの耐熱性、強度、中身の耐熱性、殺菌条件などのテストを繰り返し行い、商品としての可能性を次第に高めていきました。試行錯誤の末、1968(昭和43)年2月12日、世界初の市販用レトルトカレーとして、「ボンカレー」を販売しました(阪神地区限定)。ただ、当時のボンカレーは、高密度ポリエチレン/ポリエステルの2層構造の半透明パウチであったために、光と酸素によって風味が失われてしまい、賞味期限は冬場で3ヶ月、夏場で2ヶ月でした。

牛肉100%のごちそうメニューと煮崩れしない具材の工夫

当時は牛肉がとても高価で、十分に確保するのが難しく「牛肉100%なんて夢のような贅沢!」と思われていた時代。そんな中『ボンカレー』は牛肉100%にこだわり、とっておきのごちそうメニューとして食卓に提供されました。具材の調理方法にもこだわりがあります。120℃で30分間高温殺菌しても野菜や牛肉が煮崩れしないように、当時から品種やカットの仕方に細心の注意を払い、丁寧に処理しているのです。ちなみに、いまや定番となった「ボンカレー」というネーミングですが、これはフランス語のBON(良い、おいしい)と英語のCURRY(カレー)を組み合わせ、まさにおいしいカレーという意味が込められています。

1968

「ボンカレー」ついに全国デビュー!

業界に先駆けアルミパウチを採用

シールが甘い、振動などの衝撃にとても弱いなど、世界初の試みであったがゆえに「半透明パウチ」にはさまざまな課題点があり、商品の輸送中に破損するケースもありました。そこで包材メーカーと協力し、ポリエチレン/アルミ/ポリエステルの3層構造のパウチを採用。

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業界に先駆けて光と酸素を遮断するアルミ箔を用いた「アルミパウチ」によって、長期保存が可能になり、賞味期限も2年間に伸ばすことができました。また、流通過程での破損も解決でき、大量陳列により消費者にアピールすることもできるようになって、1969年5月に「ボンカレー」はついに全国発売に至ったのです。

発売当初の世間の反応は…

また、今は一般的となったレトルトカレーですが、当時ボンカレーの画期的な商品性をお得意先様に理解していただくのも大変でした。「保存料を使っていない、3分で食べられるおいしいカレーです」と説明しても、「そんなはずはない」とか「腐らないのなら防腐剤が入っているのでは?」という声が飛んできました。しかも当時、外食の素うどん50〜60円の時代に、ボンカレーは1個80円。「高すぎる」というのが当時の反応でした。

マニア垂涎の的になったホーロー看板

そこで、販売店を相手に試食会を実施して直接ボンカレーを食べていただき、お店に置いてもらうように盛んに働きかけ、20人ほどいた営業マンがライトバンや自転車で朝から晩まで50軒、60軒の小売店を回りました。さらに、宣伝用に女優の松山容子さんがボンカレーをもったホーロー看板を製作し、1日15枚のノルマで営業に成功した店に貼っていったのです。なんとホーロー看板は全国で9万5千枚も取り付けられました。そうした営業マンの努力の甲斐もあり、ボンカレーは次第に売上を伸ばし、1973年には年間販売数量1億食を達成したのです。

1969

「ボンカレーゴールド」発売!

パッケージに書かれたイラストの意味

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70年代以降、経済が急成長し、都会を中心に核家族化が進みました。それによって食事も個食化が進み、おいしく手軽に食べられる一食完結型の食品の需要が高まりました。ボンカレーはまさにそういったニーズを満たす代表的な食品だったのです。1978(昭和53)年には市場に競合商品も増えたため、日本人の嗜好の変化に合わせて香辛料やフルーツを贅沢に使った新商品『ボンカレーゴールド』を発売。テレビCMには巨人軍の王選手を起用し、話題となりました。また、パッケージのイラストには「おいしさ三重丸」の意味が込められています。

1978

「ボンカレーゴールド」が農林水産大臣賞受賞!

200gにボリュームアップして新発売

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この年、ボンカレーゴールドが第10回レトルト食品品評会において、農林水産大臣賞を受賞しました。レトルト食品のパイオニアとして走り続けたことが認められた結果でした。また、容量を増やしてほしいという要望が多かったことから、180gから200gにボリュームアップして発売、パッケージも同時にリニューアルしました。おいしさ三重丸に輪をひとつ付け加え、「さらに輪をかけておいしく!」という意味合いを持たせました。

1989

21世紀のスタンダードカレーを目指して

辛さにあわせたオリジナルレシピ

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21世紀を迎えて新たなる100年に向け、ボンカレーゴールドは質・量ともにさらに充実した21世紀のスタンダードカレー「ボンカレーゴールド21」にリニューアルしました。これまでは味付けの違いは辛味成分で調整していましたが、この年からフルーティな甘口、コクと旨みの中辛、スパイシーな辛口とそれぞれの辛さに合ったオリジナルのレシピに生まれ変わりました。

2001

レンジで2分、発売35年目の調理革命!

中身もパッケージも大幅進化

発売35年目の調理進化。フタをあけ、箱ごとレンジで2分。従来のボンカレーはお湯で温めて調理する湯せん方式でしたが、いまやどこの家庭にも電子レンジが普及している時代。そこで電子レンジでも簡単に調理できないかと考え、フタをあけ、箱ごと電子レンジで2分加熱するだけで調理できる新しいパッケージを、ボンカレーとして、また業界に先駆けて採用しました。

2003

母の手作りに学んだカラダにやさしいカレー

「ボンカレークラシック」誕生

この年発売されたボンカレークラシックのパッケージには、松坂慶子さんを起用。発売当初からの「おいしさ」と「安心感」により磨きをかけ「よりおいしく」「より体にやさしい」カレーとして、原材料や調味料のひとつひとつにもこだわりを持って仕上げ、化学調味料を使用しなくても自然な旨みとコクのあるおいしさが生まれました。これにはお母さんの「ずっと元気でいてほしいから」という家族への願いが込められています。

2005

2月12日がボンカレーの日に

1968年2月12日に、世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」が発売されたことにちなみ、2月12日を「ボンカレーの日」「レトルトカレーの日」に策定。日本記念日協会にも正式に登録されました。

2007

おいしい進化は、とまらない!

時代と共に進化し続ける、ボンカレーネオ

「お母さんが家族のために手間暇かけて作る愛情たっぷりのおいしさ」。そんなカレー作りの原点に立ち返り、国内自社工場(徳島工場)で国産のじゃがいも・にんじんを生から調理し、牛肉もていねいにローストし赤ワインで風味をつけるなど、素材はもちろん作り方にまでこだわりました。

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230gのボリュームながら、カロリーはご飯と合わせて約540kcal。もちろん「フタをあけ、箱ごとレンジで1分40秒」のカンタン調理で、誰でも失敗せずに作ることができます。
*パッケージは現在のものです。

2009

ボンカレーゴールドがリニューアル

ボンカレー発売45周年

レトルトカレーの定番「ボンカレーゴールド」が、箱ごとレンジに進化。これで全国展開しているボンカレーはすべてレンジ調理が可能になりました。レンジ調理になったことで、ソースも具材も短時間でムラなく温まり、スパイス本来の豊かな香りを引き出しています。photo09また、辛さの違いは辛味成分を増減させただけではありません。辛さごとスパイスやカレー粉の配合を変え、オリジナルのレシピで作っています。
食べたい時に、より早く、よりおいしく召し上がれる「箱ごとレンジ」のボンカレーゴールドは、レトルトカレーのスタンダードとしてこれからもたくさんのひとに愛され続けるカレーを目指しています。

2013

プレミアム商品 「The ボンカレー」登場

こだわり素材の二段仕込み

photo09ボンカレーが長年培ってきた技術をもとに、ブランド史上最高のプレミアム商品『The ボンカレー』が登場。じっくり時間をかけて下ごしらえした牛スネ肉や国産野菜などの厳選素材を使い、まるで手作りするときと同じように香味野菜などを炒めた後にソースを煮込む「二段仕込み」で作りました。ゆったりしたい日に召し上がっていただきたい、本格カレーです。

2015

ボンカレーネオがリニューアル
欧風・オリジナル・インド風の3つの味に

ご家庭でもいろいろなカレーの味を楽しんでいただくため、味の多様化に対応。常にチャレンジをしていくブランドとして、ボンカレーネオが、味も新たにリニューアル。欧風・オリジナル・インド風の、3つの味に進化しました。
ボンカレーNEOオリジナルは、発売以来ご好評いただいたボンカレー定番の味。インド風は、ローストしたカシューナッツとカルダモン・粗挽き唐辛子が効いた刺激的な味わい。そして、欧風は、デミグラスソースでじっくり煮込んだコク深い味わいです。ボンカレーは、これからもみなさまのニーズに応えるレトルトカレーであり続けます。

2015

ボンカレーゴールドがリニューアル
具材はすべて国産野菜に

より安全・安心に進化

レトルトカレーの定番『ボンカレーゴールド』の具材が、国産の「じゃがいも・たまねぎ・にんじん」に。 ボンカレーは、「保存料、合成着色料不使用」で安心してお召し上がりいただけるレトルトカレーとして、new ボンカレーGOLDこれまでも「ボンカレーネオ」や「Theボンカレー」などでは国産野菜の使用にこだわってきました。約8割の方が「食料品を購入するときに国産品かどうか気にかける」と回答*するなど、国産食材に関するニーズの高まりに応え、 2016年、『ボンカレーゴールド』も進化しました。
*2015年7月 日本政策金融公庫調べ

2015

こどものためのボンカレー誕生

10種の国産野菜と、カルシウム・たんぱく質入り

簡単・便利で安心してお召し上がりいただけるボンカレーをお子さんにも届けたい!という想いから、『こどものためのボンカレー』が誕生しました。 『こどものためのボンカレー』は、new ボンカレーGOLD実際に育児をしながら働く当社のママ社員や一般のママの意見をもとに開発しました。保存料・着色料・香料・化学調味料は不使用で、10種類の“国産野菜”とこどもに不足しがちな“カルシウム”牛乳1本分(200ml)※1※2、“たんぱく質”1日の推奨量約4分の1※1※2が入ったまろやかで優しい味わいの甘口チキンカレーに仕上げました。また、フタを開けて箱ごと電子レンジで調理ができるので、調理時間が短縮され、忙しい方にもぴったりです。
※1 日本食品標準成分表 2010より算出
※2 推奨量:日本人の食事摂取基準 (2015 年版)、小児 (3〜5 歳)の食事摂取基準平均摂取量:平成24年国民健康
・栄養調査報告、栄養素等摂取量 3〜5 歳

2015

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