2015.11.12

ハードな夜勤が体重増の原因? 知られざるナースの食事事情

日勤も夜勤もこなす、病院の看護師。体力を使うハードワークが想像されますが、「食事はしっかり食べられるの?」「夜勤のスケジュールはどんな感じ?」など、その仕事ぶりに疑問もあるでしょう。なかなか知ることのできない看護師の仕事事情について、都内大学病院勤務の現役ナースに話しを伺いました。

今回インタビューに応じてくれたのは、東京都内の大学病院に勤務する松澤瑛子さん(仮名)。松澤さんは2児の母親でもあり、保育園に通うお子さんの育児もしながら日勤、夜勤ともにこなしています。

 

「看護師の仕事は体力を使うので、きちんと食べないとやっていけません。タフな仕事だと思います」と松澤さんは強調します。特に日勤は、ごはんを食べる暇もない日もあるそう。また、日勤、夜勤の両方を担当する人が多いため、生活時間が不規則になりがちです。

 

夜勤明けもダンスに通うアクティブ派

実際の勤務では、日勤の日は昼食時間が、夜勤の日は夕食時間がそれぞれ設定されています。ただし、「ゆっくり食事を味わう」ことはやはり難しいようです。忙しくて時間がとれないという理由のほか、休み時間も所在をはっきりさせておく必要があり、外に食事を食べに行ったり、買いに出かけられないからです。

 

「病院の外に出るときは、周囲のOKをとらなければならないため、食事は病院内のコンビニで買うか、病院の食堂かの選択肢しかありません。それを避けたい人は、弁当などを持参します」(松澤さん)。

 

夜勤の日は夕方17時に出勤。深夜1時~3時ころに仮眠をとり、8時半まで勤務します。夜勤といえば、「昼間は寝ていて夕方から起き出す…」というイメージかもしれませんが、松澤さんの場合は、そうした生活ではありません。

 

夜勤の日でも朝は7時半に起きて、家事をしたり子どもを公園に連れていったりします。夜勤明けの昼間にもダンスのレッスンに通うなど、睡眠時間が少ない中、かなりアクティブな行動派なのです。

 

身体を壊してからバランスよい食事を意識

「仕事は忙しいものの、自分で食事を用意し、炭水化物、タンパク質、野菜をバランスよくとるよう意識しています」と松澤さんは語ります。さすが看護師と思いきや、以前暴飲暴食を繰り返して胃を悪くしたことがあったそうです。

 

「生活リズムが不規則なため、お菓子を食べすぎてしまう人も少なくありません。そうすると、すぐ体型に出てきますね」と松澤さんは話します。夜勤のときは、特に食事の回数が増えるため、食事内容に気をつけていないと太ってしまいがち、そのため気にしている人も多いそうです。

 

夜勤時には、深夜に何か食べないともたないので、松澤さんはおにぎりを持参。昼食も自宅から弁当を持って職場に出勤しています。以前は夕食の残りを利用して弁当を作っていましたが、子どもも大きくなり夕食があまり残らなくなってからは、タンパク源として缶詰や納豆を持ってくることが増えました。

 

「もし食べられなかったとしても、事務所の冷蔵庫に入れて保存しておけるので便利ですね。簡単であっても、極力バランスのとれる食事を選ぶようにしています」と松澤さんは語りました。