page

「また食べたい」と思える“家庭の味”をボンカレーで追求したい

「ボンカレー」は定番商品のほかに、季節限定のカレーも発売しています。2016年6月27日に、今夏限定で発売された『ボンカレーゴールド 野菜とけこむベジカレー』は、野菜をテーマにしたカレー。開発を担当した大塚食品 琵琶湖研究所 レトルト技術室(徳島工場駐在) 研究員 中島千旭に、商品開発の経緯や舞台裏を聞きました。

 

ハードルの高い商品開発にあえて挑戦

brand03-01―まずは『ボンカレーゴールド 野菜とけこむベジカレー』のセールスポイントを、教えてもらえますか。
中島:夏限定の商品ということで、国産のじゃがいも、たまねぎ、にんじんに加えて、夏の野菜であるズッキーニ、トマト、トロピカル気分を盛り上げるココナッツミルク、パパイヤピューレーも使い、素材で「夏」を表現してみました。

野菜が主役のカレーにしようと考え、乳原料以外の動物性原料を一切使っていません。これは、今までのボンカレーにないポイントです。もう一つは、加熱せずに食べられること。むしろ冷蔵庫で冷やしてもおいしいという点が、この商品の大きな特徴になります。

油脂として動物性原料であるラードを使うと、温度が低いときに固まってしまうのですが、植物性油脂を使っているため、冷やしても固まりません。野菜スティックにつけるディップなどに使ってもおいしいですよ。

 

―手軽に野菜が摂れるのはありがたいですね。とは言え、動物性原料を一切使っていないというのは、かなりのこだわりに感じます。

中島:最近は、野菜不足を気にしている方も多いですから、「野菜のおいしさ」を食べていただくカレーにしたいなと考えました。それに最近は外国からいらした方も増えていて、ベジタリアンの食生活が話題になるようなことも多いですし…。

ただ、実は途中まで、動物性原料を使って開発していました。ところが、かなり方向性が固まってきた時期の打ち合わせで、「ここまで野菜の特徴を打ち出せるのなら、いっそ動物性原料を外したらどうだろう」という意見が社内から出てきたのです。

開発担当者としては、当初「これは難しい!」と感じたものの、実現できればさらに野菜のカレーだと強調できそうだったので、思い切ってチャレンジしました。

brand03-02

 

長い歴史を踏まえつつ現在のニーズに応える

―動物性原料を使わないということは、肉が入っていなくて、ダシも使用せず、おいしくするのは並大抵ではないですよね。

中島:肉類を使わない場合、うま味とコクをどうやって付けるかが問題になります。ここが苦労のしどころだったわけですが、ココナッツミルクを使うことで、おいしさと食べ応えを感じる味に仕上げられました。

 

―開発担当者として、腕の見せ場でもあったわけですね。色々な味の作り方を考えたり、流行をキャッチするために、やはり日頃から勉強もしているのでしょうか。

中島:社内で日々の研究もありますが、食べ歩きなども大切ではないでしょうか。カレーのお店も、有名なお店や話題になっているお店は必ずチェックします。最近は趣味も兼ねてですが、インスタグラムも参考にしています。

ボンカレーは半世紀近く続いている商品で、生活者の暮らしに定着しているレトルトカレーです。その部分を壊してはいけませんから、商品開発に流行を何でも採り入れるわけではないですし、全く違う味覚を打ち出すといったこともしたくありません。

それでも、今の生活者のみなさんのニーズをつかんで、どういった新しさなら導入できるか、導入すべきかを常に考えています。

 

brand03-03―例えば、今ならどんな生活者ニーズに注目していますか。

中島:カロリーコントロールを気にされている方も多いので、そうした要望に応じた内容や容量を、どのように商品へ反映すべきかでしょうか。

もちろん、働いている方が忙しい中でも、手軽に食事を用意できるようにということはいつも気にかけています。ボンカレーは、元来そうしたニーズに対応するために生まれた商品です。さらにラインナップや食べ方にバリエーションが出れば、多忙な方にもっともっと喜んでもらえるとも思っています。

今回の「ディップとして」という食べ方は、商品開発する中で、おいしい食べ方の一つとして発見しました。商品自体の開発だけでなく食べ方の提案も、カロリーコントロールや、食事のバリエーションを増やすことにつながると考えています。

 

「お客様の反応」に触れるのが喜び

―現在、食品の開発を担当されていますが、もともと料理が好きだったのでしょうか。

中島:はい。子供の頃から料理やお菓子づくりが大好きでした。それで食に関する知識をもっと身につけたいと考え、大学では栄養や調理について勉強してきました。

 

―仕事をしていて、一番やりがいを感じるのはどんなときでしょう。

中島:まず、自分たちが作ったものが何万食も製造されて市場に向かうとき、これはドキドキ緊張もしますが、ワクワクする瞬間でもあります。

そして、何と言っても、お客様の反応に接するときが一番うれしいです。お客様の声は、営業の者がうかがってきたり、Webサイトを通じていただいたりと様々ですが、そうして感想や意見をうかがうときが、最もやりがいを実感します。

 

―ボンカレーの開発担当者としては、これからどんな商品を作っていきたいですか。

中島:こういったものという形よりも、「また食べたい」と思ってもらえる味作りを目指したいですね。新しい味、珍しい味、色々と方向性は考えられるでしょうが、繰り返し食べていただけるものということでは、やはり“家庭の味”へ挑戦し続ける必要があると思っています。

 

関連記事

誕生から間もなく半世紀。今も進化を続けるボンカレー

“医療技術”によって世界初のレトルトカレーが誕生した?

最年長レトルトカレーとして“生活者の助けになる”を追求する

【こんなところにボンカレー#1】女優・松山容子さんのホーロー看板は「昭和」の代名詞?

【こんなところにボンカレー#2】長野の高校生は「ボンカレー広場」で大活躍?

【こんなところにボンカレー#3】宮崎県でボンカレーの「おいしさ三重丸」が大量発生中?

デザイン類似という偶然から生まれた「ひなたの恵みボンカレー キーマ辛口」

 

<商品情報>
brand03-04ボンカレーゴールド 野菜とけこむベジカレー
希望小売価格(税別):180円
発売日:2016年6月27日(月)
特長:国産のじゃがいも、たまねぎ、にんじん、ズッキーニを使用し、とけこんだ野菜の旨みや甘みにココナッツミルクのコクを加えた野菜が主役のカレーです。動物性原料不使用(乳原料除く)。保存料・合成着色料不使用。

ページトップへ戻る